トートバッグの概要

トートバッグとはなにか

「トートバッグ」と聞いて、どんな形のものを思い浮かべるでしょうか。
おそらく、かなりの人が別々のものを想像します。それくらいトートバッグはたくさんの種類があり、多くの場面で使われているのです。
ここではそんな「トートバッグとはなにか」を解説します。

トートバッグとは 持ち手が2本あり、多用途で使われる手持ちカバン。
機能を極限まで削って、「ものを運ぶ」機能だけに特化した、実は攻めたアイテム。
四角いフォルムで、上部が開口部になっているものが多い。

「tote」というのは「運ぶ」という意味。重いものを入れて運ぶために作られたバッグなので、丈夫さや機能性が高いアイテムです。
いまではそのシンプルな機能美だけが残って、ファッションアイテムとしても広く愛されています。
ちなみに、トートバッグはショルダーバッグとよく混同されがちですが、見分けるのは簡単。
ショルダーバッグは肩に掛けるための紐が1本。トートバッグは持ち手の紐が2本ついています。
最近では、ショルダーバッグにもトートバッグにも使える、3本紐のついた「2way」バッグも多く見られます。

トートバッグとはなにかまとめ

トートバッグの範囲が広すぎて、定義が曖昧に思えますが、2本の持ち手があるバッグという定義があります。ものを持ち運ぶという1点を突き詰めた結果の形といえるのではないでしょうか。そんなアイテムが世の中に広まったのはなぜでしょうか。後項で解説します。

トートバッグを解剖する

オリジナルトートバッグを作るときに、多くのお客さまに質問をいただくのが、「マチってなんですか。」という内容。
マチに限らず、多種多様な形のあるトートバッグにおいてわからないことは多いですね。
ここではトートバッグの細かい部分を解説します。

基本的にトートバッグのサイズは 「横幅」×「縦幅」×「マチ」で計算します。

・縦幅 底から開口部までの高さ
・横幅 持ち手に並行な面の横幅
・マチ 底部の奥行き

●トートバッグの形

マチなし

マチがなく、底部が閉じられているタイプ。容量は少ないですが、折り畳んでもかさばらないので、大量に置くときに便利です。
展示会やイベントでよく使われます。

バスケット

底部が楕円形になっていて、正面から見ると本体が台形になっています。布だけでなく、木製のものもあり、キャンプなどで多く使われています。

マチあり船底

底部が六角形になっていて、開くと底の角が丸く持ち上がる形になります。しっかりしたつくりになっていて、小さいものはランチバッグに多く使われます。

マチあり角底

底部が四角形になっていて、一番容量を確保できるつくりになっています。書類や本など大量に入れられるように、10oz以上の厚くて丈夫なものが多いです。

トートバッグを解剖するまとめ

結局のところ、マチは底部の幅でした。これが大きいほどものがたくさん入りやすいですが、同時にかさばりやすくもなります。マチの大きさと持ち手の長さはパッと見の大きさよりも重要ですので、よく調べて作成しましょう。

トートバッグの歴史

トートバッグの起源

「2本の持ち手がついた四角い袋」をトートバッグとするなら、その期限は紀元前9世紀に遡ると言われています。メソポタミアの(現在のイラク)の北部アッシリアで、そのような袋が壁画として残されています。形はいまよりかなり雑なものではありますが、「ものを運ぶ」機能を考えたら自然と同じような形になるのですね。いまのトートバッグの原型になったのは、18世紀。キャンプや旅のときに使う、キャンバス生地の丈夫で大きいバッグが開発されました。特に水や氷を運ぶためにに使われることが多かったようです。電気冷蔵庫のなかった時代、食料品などを保冷するのに氷を使っていたので、重い氷を運ぶためのトートバッグは便利なアイテムとして重宝されました。分厚い生地なのは、氷が溶けにくいように外気を遮断するためだったそうです。

トートバッグの発展

トートバッグの発展は、ファッションアイテムとしての発展にほかなりません。最初にトートバッグをファッションに取り入れたのは、アメリカの大学生でした。教科書やノートなど重い荷物を持ち運ぶのが大変だった彼らは、丈夫で大容量のトートバッグを通学バッグに選び、それは瞬く間に広まりました。特に、東海岸地区の若者に大流行し、学生のファッションにおいてマストアイテムになりました。それを支えたのはやはり重いものでも負担が少なく持ち運べる機能性だったと思います。

ファッションアイテムとしてのトートバッグの発展

トートバッグがファッションアイテムとして確立された地位を得た理由は、ハイブランドの参入です。19世紀になり、それまでとは人々の移動の手段が変わってきました。汽車の登場により、人々は遠くに行くにもそれまでほど時間を使わなくなり、荷物も少なくなりました。
大きいのが必然だったトートバッグはカジュアル路線でしか取り入れられていませんでしたが、荷物が少なくなって、小さいトートバッグにも需要が現れたのです。そこで参入したのが、ルイヴィトンやコーチ、ロエベといったハイファッションブランド。女性を中心ターゲットに、小さくて高級感のあるトートバッグを売り出しました。いまでも様々なブランドがトートバッグの新作をどんどん発表し、形や素材も進化し続けています。

日本のトートバッグ

1960年代、日本では「アイビールック」というファッションアイテムが流行していました。 アメリカ東海岸の名門私立大学グループ「アイビー・リーグ」の学生の間で広まっていたファッションが当時の最先端のファッションとして日本の若者も真似するようになったのです。これが「アイビーブーム」です。三つボタンブレザー、ボタンダウン・シャツ、コットンパンツ、コイン・ローファーなどと一緒に入ってきたのがアメリカ学生のマストアイテムであるトートバッグ。日本の学生もアメリカの学生を真似してみんなトートバッグを持ち始めました。
その後、ハイブランドの日本進出が始まります。
1981年にはルイヴィトンの直営店が銀座にオープン。1988年にはコーチが横浜三越にオープン。ハイブランドではあまり「トートバッグ」という名前を使わないのでピンとこないかもしれませんが、ほとんどがトートバッグです。

これからのトートバッグ

トートバッグはいま2つの方向で進化し続けています。イベントなどで配るためにコストをできるだけ抑えた「ノベルティ」としてのトートバッグと、一生モノとして大事に使われる高級バッグをはじめとする「ファッションアイテム」としてのトートバッグ。どちらも日々開発・改良が続けられ、新しい素材も次々に誕生しています。
変わらないのは、「ものを運ぶ」という単純な機能。スマホでなんでもできる時代でも、人が荷物を持たなくなることはなかなかありません。トートバッグはこれからも、人の生活を支える大事なアイテムとして発展していくことと思います。

トートバッグの歴史まとめ

まさかの紀元前まで遡ってしまいました。あくまでも原型ですが、「ものを運ぶ」ことを考えたら、全世界共通で同じ形に自然になったのではないでしょうか。ファッションアイテムとして広まり続けるトートバッグ。歴史を知ったら、よりその機能美に惹かれます。

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