トートバッグによく使われている【キャンバス】
SWEAT.jpでは、同じサイズの色違いなのに値段が違うトートバッグがあります。
それは一体なぜなのでしょうか?
今回は「生成り(ナチュラル)」と「カラー」の生地の違いについて紹介していきます。
ふたつの違いは値段だけではありません。
生地の作り方に目をつけ、そもそもキャンバスとはどのような生地か、どのように作られているのかというところから調査しました。
キャンバス生地とは?
コットンなどを平織りして作った生地のことです。
ポリエステルではなく「天然の素材」を使っているため、環境に配慮した素材でもあります。
キャンバス生地は目がしっかりと詰まっているため汚れや水にも強い性質があります。
そんなキャンバス生地の一番の特徴は丈夫さです。
トートバッグやスニーカー、船のマストに使われているところをイメージすると、非常に頑丈な素材であることがわかりやすいと思います。
日常生活でハードに使うアイテムに頻繁に使われている素材が、キャンバスです。
様々な商品で活用されるキャンバス生地
生成りってどんな色?
キャンバス生地のメジャーな色といえば【生成り】です。
読み方は「きなり」で、色を抜いたり、染めたりしていない状態の生地です。
天然の色味となるためSWEAT.jpでは「ナチュラル」と表記しています。
素材そのものの色になるため、温かみのあるナチュラルテイストが特徴的です。
表面に黒い斑点ができたり、1つ1つ色味が若干違っているのも、天然素材だからこそ出せる風合いです。
さらに生地を加工していないため、ハリ感が強く適度な硬さを感じられます。
ナチュラルカラーの生地
カラーの生地との違い
生成り(ナチュラル)以外にブラックやネイビー、ホワイトのトートバッグも見かけますよね。
これらのカラー生地は生成りの生地を「漂白・染色」して作っています。
カラーの方がより手の込んだ生地であり
作る工程が多くなることにあわせて値段も上がっているのです。
さらに、実際にトートバッグを触ってみると価格以外にも生成りとカラーの生地では違いがあることに気づきました。
それは生地の柔らかさです。
同じ厚みの生成りとカラー生地で触り比べてみると、カラー生地の方が柔らかく、薄く感じました。
これもやはり「漂白・染色」と生地を液体に漬け込む工程があるためで、生地がほぐれ、柔軟性が出るようです。
カラーのついた生地
おわりに
今回はキャンバス生地の生成りとカラーの生地の特徴・違いについて紹介いたしました。
普段使う分にはあまり意識しない「生地の作り方」の違いが仕上がりに大きく影響していました。
生成り(ナチュラル)の風合いが好みの方もいらっしゃれば
ファッションの一部としてカラーの生地を取り入れる方もいらっしゃると思います。
実際に使うときの生地の質感も異なるためうまく比べながら、用途や好みにあったものを選んでいただけたらと思います。
ただし、色違いでも同じ価格のものもあれば、ハリ感が同じような商品もあります。
あくまでこういった傾向があるという紹介になりますので、お気をつけください。