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剥がれやすい?シートプリントの耐久性

2023.12.15

T-shirts Print LABをご覧のみなさん、こんにちは!

最近、オリジナルのイラストやロゴを使って、Tシャツやパーカーなどの衣類にプリントをする人が増えています。その目的はさまざまで、クラスTシャツのようにチームでお揃いの服を作ることもあれば、自分のオリジナルブランドを立ち上げてTシャツ販売を始める方もいらっしゃいます。

その中でも、初めてオリジナルプリントをする方には、お手軽にプリントができるシートプリントが人気です。シートプリントは、高温のプレス機を使ってデザインのシートをTシャツなどの衣類に貼り付けるプリント方法です。デザインの型を作る必要がないため、1枚からでも低価格でプリントができるので人気です。

しかし、シートプリントは「シールのように剥がれてきてしまう」というイメージがある人もいるのではないでしょうか。

実際のところ、SWEAT.jpで使用しているシートプリントは、通常の使用では剥がれてくる心配はほとんどありません。さらに、どのような傷み方をするのか、原因と対策を知ることで、より長くオリジナルプリントをしたTシャツなどを楽しむことができます。

そこでこの記事では、シートプリントの剥がれについて、実際にどのような傷み方をしていくのか、その原因と対策を紹介していきます。シートプリントの仕上がりや品質に不安がある方は必見の内容です。ぜひ最後まで読んでみてください。

シートプリントの剥がれとは

SWEAT.jpでは、DTFという方法でシートプリントを行っています。DTFとは、Direct to Filmの略で、フィルムにインクを塗布し、それをTシャツなどの衣類に直接プレスして貼り付けるプリント方法です。

シートプリントには、他に「カッティング圧着」という方法もあります。カッティング圧着は、専用のシートをデザインの形に切って貼り付けるプリント方法です。アイロンプリントのようなプリント方法に近いと言えます。ホットガンなどの熱を加えることで、剥がすことができるのも特徴です。

DTFは、ノリにインクを乗せて、それを直接Tシャツにプレスして貼り付けています。ノリがシートの端までしっかりと付いているため、剥がれにくいというメリットがあります。また、インクとフィルムが一体化しているため、プリント面が割れにくいという特徴もあります。仕上がったプリント面は、カッティング圧着よりも柔らかく、伸縮性があるため、より剥がれや割れに強くなっています。
しかし、洗濯によるプリント面の劣化は起こります。洗濯機内での摩擦や乾燥機の熱、洗剤の作用などが原因で、プリント面が徐々に劣化し、プリント部分がはげてくることがあります。また、プリントしたTシャツなどの衣類を長時間直射日光に当てたり、高温の場所や湿気の多い場所に保管したりすると、プリント面が劣化する原因となります。

それでは、実際にどのような傷み方をしていくのかを見ていきましょう。

シートプリントのプリント方法

Tシャツを2年間使用した傷み具合

筆者は、SWEAT.jpでシートプリントを施したTシャツを2年間着用しました。
洗濯方法は、他の服と同じように洗濯機に入れて、乾燥機も使用しました。
特にプリント面を守るような洗濯方法は行いませんでした。
また、洗剤は中性で漂白剤の入っていないものを使用しました。

まずは新品のもの、そして2年間着用したもののプリント面の比較をしましょう。
左が新品、右が使用済みのTシャツのプリント面です。
一目でわかると思いますが、多くの方が想像されるシールのような剥がれ方はしておりません。
2年間、着用していてもプリント全体が剥がれて落ちてしまうことはありませんでした。

左:新品 右:使用済み

しかし、プリント面には違いが見られますよね。
より拡大してプリント面を見ていきましょう。

実際に着用した印象で言うと、シートプリントは剥がれるというよりは「はげてきている」印象です。
具体的には、以下のようになりました。
・プリント部分の端が少しはがれてきた
・プリント部分に細かいひびが入った

このように、シートプリントをしたTシャツを2年間着用すると、プリント部分に少しずつ傷みが出てきます。
しかし、一般的にイメージされるシールのような剥がれ方はせず、全体的に傷み、はげてくる、自然な傷み方になると言えます。

そしてこれらの痛みの原因は洗濯の方法にあると考えられます。
次にプリントを痛めない洗濯の方法を紹介していきます。

Tシャツのプリント面の拡大画像

プリントを長持ちさせる洗濯・干し方

シートプリントを長持ちさせるためには、洗濯や干し方にも注意が必要です。洗濯方法と干し方に分けて、コツを紹介します。

<洗濯方法>
洗濯の際は、以下の点に注意しましょう。

・裏返しにして洗う
プリント面を内側にして洗うことで、摩擦を軽減し、プリント面の劣化を防ぐことができます。また、洗濯ネットに入れることで、さらに摩擦を軽減することができます。

・弱水流で洗う
強い水流で洗うと、プリント面へのダメージが大きく、プリントを傷める原因になります。そのため、弱水流で洗うようにしましょう。洗濯機によっては、手洗いコースやオシャレ着コースのような名前のコースもあります。これらを活用しましょう。


<干し方>
干す際は、以下の点に注意しましょう。

・プリント面に日光が当たらないように裏返したままにする。
プリント面に日光が当たることによって、プリント面の劣化や剥がれなどの原因となります。そのため、干す際にはプリント面を裏返したままにしましょう。

・風通しのいい場所で干す
風通しのいい場所で干すことで、プリント面の乾燥を早め、プリント面の劣化を防ぐことができます。


実は、SWEAT.jpで取り扱っているTシャツやスウェットの多くは洗濯表示に「日陰干し」と記載されています。天気がいい日に日光に当てて服を乾かしていませんか?その干し方、プリントだけでなく服へのダメージもあり、色褪せや服の日焼けの原因にもなります。

お気に入りの服を大事に使うためにも、実は日陰で乾かした方が服も優しいです。また、急激な乾燥は服が縮む原因にもなりますので、お気をつけください。特にスウェット生地は縮みやすいです。

ネットに入れて、裏返しにして洗濯

プリントを長持ちさせる洗剤選び

そして、シートプリントをしたTシャツを長くきれいに使うためには、洗濯方法だけでなく、使う洗剤も重要です。

一般的な洗剤は、弱アルカリ性で漂白剤が含まれています。
弱アルカリ性であるため、汚れを落とす力が強いのですが、プリント面の劣化の原因になる可能性があります。また、漂白剤は、その劣化をさらに促進させます。
洗剤や漂白剤にとっては、プリントか汚れかの判断がつかないため、それを落とそうとしてしまい劣化を早めます。

そのため、シートプリントをしたTシャツを長くきれいに使うためには、オシャレ着洗剤の使用がおすすめです。
オシャレ着洗剤は、中性であり弱アルカリ性よりも洗浄力が弱いため、プリント面へのダメージが少ないと考えられます。また、漂白剤が含まれていないため、色落ちやプリント面の劣化を防ぐことができます。

また、洗剤の使用量にも注意しましょう。洗剤の量が多いと、プリント面へのダメージになる可能性があります。洗濯表示に記載されている洗剤の量を守るようにしましょう。

万が一、醤油をこぼしてしまったときのように、強い汚れがついてしまった場合は、プリント面に当たらないように、慎重に漂白剤や強力な洗剤を使って部分的にきれいにしましょう。

acidic:酸性 alkaline:アルカリ性

シートプリントの劣化まとめ

シートプリントの劣化について、今回はご紹介してきました。
シートプリントは、普通に使用しても剥がれてくることは少ないと言えます。
しかし、洗濯機や乾燥機内での摩擦や熱が原因で、プリント面がはげてくることがあります。

プリントをよりきれいな状態を維持したい場合は、裏返しにして洗濯・乾燥をするだけでも効果的です。
これは、プリント面が洗濯機や乾燥機の摩擦や熱から守られるためです。

また、プリントしたTシャツやスウェットなどの衣類は、陰干しするようにしましょう。
直射日光は、プリント面の劣化を促進させる原因になります。

最後に、洗剤に迷ったらオシャレ着洗剤を使いましょう。
洗浄力が弱いと言っても、日常生活の汗や皮脂の汚れが落とせないわけではありません。
十分、きれいな仕上がりになります。

これらのことに注意することで、シートプリントを長く楽しみましょう。