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SWEAT.jp CS部
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記念品・販促グッズとして企業に人気
凸凹ジャガードタオル
ノベルティや記念品、販促グッズとして人気のあるジャガードタオル。 白いタオルにプリントをするのとは少しわけが違い 糸の織り方でデザインを表現するタオルです。 そのため、デザインもそれを意識してつくったほうが はっきりと表現したいことが明確になります。 今回はそんなジャガードタオルのデザインについてポイントをご説明します!

ジャガード織りの仕組みを理解しよう
ジャガード織りのタオルは、パイル地とも呼ばれ、表面に輪っか状の糸(ルー プ)が密集しています。これにより、
ふっくらと柔らかい手触り
吸水性の高さ
高級感のある仕上がり
といった特徴があります。
凸凹ジャガードタオルでは、ループを表側に出すか、裏側に出すかで凹凸を作り、柄を表現します。
ループが表に出ている部分 → 白いエリア
ループが裏にある部分 → カラーのエリア
織物の特性上、基本的に「2色のコントラスト」でデザインを構成することになります。この仕組みを理解しておくことで、デザインの仕上がりイメージを掴みやすくなります。

デザインのポイント1
細かすぎる模様や文字は避ける!
タオルのループのあり・なしで柄を表現するため、細かすぎる模様や文字は織り目で潰れてしまうことがあります。
線を太めにし、シンプルなデザインを心がけるループは約1mm間隔で配置され、長さは2〜3mm程度。そのため、細い線や抜きの幅は最低でも3mm以上確保するのがベストです。
フォントはゴシック体がベター文字の細い部分が潰れないように、線幅が均一なゴシック体を選ぶと、視認性の高い仕上がりになります。

デザインのポイント2
柄の塗り分けは大胆に!
凸凹ジャガードタオルは白糸とカラー糸の2色で構成されるため、全体的に淡い色合いに仕上がります。
柄をパッと目立たせるために、塗り分けはシンプルに!
面積をしっかり確保し、大胆なデザインにする!
また、タオルのサイズに合わせたデザインの工夫も重要です。
余白が気になる場合は、ロゴや文字を邪魔しない範囲で装飾を入れるとバランスが良くなります。
装飾に関しては織目で表現するので、斜め線や曲線はある程度大きく入れないとギザギザ感が出てしまいます。
垂直・水平の線で成り立つラインや市松模様などがきれいに出やすいのでおすすめです。

デザインのポイント3
ヘム部分を活用し、デザインを引き締める!
凸凹ジャガードタオルは、本体部分だけでなく「ヘム部分」にも文字を入れることが可能です。
繻子織りで織るため、コントラストがはっきり!
ハンドタオルは上下、フェイスタオルは左右に文字入れが可能!
2cm角の文字サイズで、10〜12文字程度の印字が可能!
本体部分にはロゴや装飾を、ヘム部分にはチーム名・会社名・周年記念の情報などを入れることで、デザインのメリハリをつけられます。

まとめ
ジャガードタオルのポイントとしては「細かくしすぎずに、大胆なデザイン配置をする」ということが重要です。
イベントやノベルティなど用途が決まっていることが多いジャガードタオル。
シーンに合った内容を大きく目立たせて、なんの用途かわかりやすくすると良いですね。