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「写真 × インクジェット」の仕上がり

2023.01.27

Tshirts Print LABをご覧のみなさま、こんにちは。
今回は1枚からのオリジナル作成で人気の「インクジェットプリント」について
写真をプリントした際の仕上がりをご紹介していきます。
フルカラーでプリントでき、1枚からでもお得に作成できるので個人用・プレゼント用に人気のあるインクジェットプリントですが、商品のカラーによってプリントデザインに注意が必要です。
毛の細かい動物の写真を使って、実際の仕上がりをご説明するのでぜひ最後までご覧ください。
また、インクジェットの色味については別の記事
インクジェットプリントで色味を失敗しないコツ」で紹介していますので、
あわせて参考にしてください。

プリントする写真

今回インクジェットでプリントするのはこちらの写真。
写真なので色味がグラデーションなのはもちろん、猫の毛が細かくてキレイにプリントできるか気になるところです。
デザインメーカー」など自分でプリントデザインを作成する場合には
こういった写真をそのまま使うケースも多いですね。

インクジェットプリントする写真

白Tシャツにプリント

ホワイトやナチュラルなど白に近い薄い色味のことを「淡色(たんしょく)」と言い
淡色の商品にインクジェットプリントをする際には
下処理剤・白インクを使わないでプリントするのが一般的です。
今回の写真では、猫の周りの背景が白いので、その部分はインクがプリントされず
生地の色をそのまま活かす形になります。
実際に「写真をそのまま」プリントした仕上がりがこちらです。

背景の白い部分が生地色になっているのがわかりますでしょうか。
白い背景部分はインクが出ないため、カラーの猫だけプリントされています。
毛先も自然な風合いになっているかと思います。

背景に色がついている場合

今回使用した写真は背景が白いものですが、
色がついていたり、他のものが写り込んでいることも多くあります。
そういった場合は「切り抜き」がおすすめです。
この写真でいえば猫がメインなので、その周りの背景をカットする方法です。
アプリやウェブサービスなどでも可能ですし、
SWEAT.jpのスタッフに「デザインサポート」という形で依頼することもできます。
背景が白以外で、プリントされたくない場合は切り抜き写真でプリントしましょう。

グレー背景の写真 (画像左)
実際にプリントした仕上がり (画像右)

黒Tシャツにプリント

さきほどの「淡色」に対して
それ以外の濃い色を「濃色(のうしょく)」と呼びます。
濃色の商品にインクジェットプリントをするときは
下処理剤と白インクを使用して、商品の生地色にプリントの色味が負けずキレイに出るようにプリントします。
そのため、先程とは真逆に、白い背景があればクッキリと白のプリントがされます。
写真をそのまま黒いTシャツにプリントするとこのようになります。

黒い生地に白い背景がきっちりプリントされていますね。
下処理をする分、淡色生地よりも発色が強く出るのも特徴です。

背景が不要なら「切り抜き」

白Tシャツにグレーの背景をプリントするときと同じく
生地色と違う色の背景をそのままにすると目立ちます。
もちろんそのままの感じが良いということでプリントされる方もたくさんいますが
対象物だけの質感を重視したいということであれば
写真の切り抜きをおすすめします。
切り抜いてプリントするとこのようになります。

デザインメーカーでのご注文

自分でプリントデザインをつくれる「デザインメーカー」でご注文される際に
淡色の商品に白いデザインや写真を配置すると
生地の色の上に白がはっきり乗るようなイメージになります。
しかし、さきほどご説明したとおりに
淡色生地には白インクのプリントはされませんので、生地の色味になります。
「背景までついてしまう」という心配はありませんのでご安心ください。

おわりに

動物の写真を用いて、インクジェットプリントの仕上がりについて解説しました。
生地の色によってプリントの仕方が違うこともあり
混乱する部分もあるかと思います。
どのような仕上がりになるかお気軽にご相談ください。