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2022.12.02

裏毛・裏起毛のスウェット生地の使い分け

季節も冬になり厚着をしている方も多くなってきましたね。
そんな寒い日に欠かせないアイテムがパーカーやトレーナーです。
みなさんはパーカーやトレーナーなどスウェットを選ぶとき、どこに注目していますか?
素材を見ると「裏毛」」「裏起毛」と書いていますが
裏毛?裏起毛?これって何が違うの?そもそもなんて読むの?
と思った方もいらっしゃるかもしれません。
今回はそんな疑問に答えるべく、それぞれの素材の違いについて着用シーンと合わせて紹介していきます。

スウェット生地は2種類ある

パーカーやトレーナーの生地といえばスウェット生地のイメージが強くあるかと思います。
実はスウェットの生地は表面と裏面で素材が違っており、2層構造になっています。
その中でも裏面の素材の違いで
・裏毛(うらけ)・・・パイル素材
・裏起毛(うらきもう)・・・フリース素材
の2つに分けることができます。

この裏毛と裏起毛で素材が違うだけで、肌触りや暖かさに大きな違いが生まれます。
それぞれの生地の違いについてひとつずつ見ていきましょう。

シーンによって違うおすすめ生地

いつでも使いやすい「裏毛」

まずは裏毛から紹介していきます。
裏毛とは、裏面がパイル地になっている生地です。
皆さんのご自宅にもある「タオル」をイメージするとわかりやすいかと思います。
タオルによく使用されているのがパイル素材です。
繊維がループ状になっているため、肌触りが非常に滑らかです。
裏毛のスウェットを分かりやすく例えると、タオルを身に纏っているような感じです。

そして、裏毛のスウェットがオススメのシーンは
・室内着、春や秋の外出用
・サークル着などで年中使いたいとき
などです。 レイヤードで使うことも多く、外では上からジャケットを羽織るなど といったように温度調節がしやすいです。
室内メインのときは裏毛のスウェットを選びましょう。
サークルでのおそろいのウェアのように、1年中使いたいときも裏毛がぴったりです。
少し大きめのサイズを選べば、スウェットの下に重ね着をしても動きづらさを感じません。
寒い季節は重ね着をし、春や秋には1枚でも使える万能アイテムです。

裏毛生地の裏面

保温・保湿の「裏起毛」

次に裏起毛について紹介します。
裏起毛はフリースのような素材です。
毛布のように繊維がひとつひとつ毛羽だった生地で、空気をたっぷり含んで寒い空気をシャットダウンしてくれます。
さらに、体から出た熱も閉じ込めてくれるため、風が吹く寒い日の夜でも快適な暖かさを保ってくれます。
ふんわりとした生地で優しい着心地なのも、裏起毛の特徴です。

裏起毛のパーカーやトレーナーは
・寒い時期の外出
・アパレルでの販売
には特にオススメです。
裏起毛は毛布にくるまったような暖かさがあるため、寒い時期の外出にはぴったりです。
保湿効果もあるので感想が気になる冬には特に良いですね。
また、生地自体に厚みがあり高級感のあるシルエットになるのも裏起毛の特徴です。
パーカーはフードの立ち具合にも影響してきます。
厚みがあり、立体感のあるシルエットになるため、販売を目的としているお客様に多くご注文いただいています。

裏起毛生地の裏面

おわりに

今回はスウェットの裏毛と裏起毛の違いについてご紹介していきました。
裏面の素材が違うだけで使いたい場面も大きく変わってきます。
冬を越すにはどちらも1着ずつは持っておきたいアイテムです。
その日の気温や予定に合わせてうまく使い分けていきましょう。
個人的は迷ったら裏毛を選んでおくと、どんなときにも使えて便利かなと思います。
素材でどちらを購入するか迷っている方はこの記事を参考にしてみてください!