オリジナルプリントの加工方法の代表的な1つに「シートプリント」があります。
シルクプリントと違って版をつくる必要がありませんので、
1枚からでもオリジナルを安価に作成できるか好方法で、
チームオーダーのネームナンバーいれなどでも重宝されています。
SWEAT.jpではそんな「シートプリント」の品質向上のため、
このたび新しい機械を導入し、プリント方法を大きく見直しました。
今回の記事ではそんな新しいシートプリントの特徴などを紹介していきます!
新しいシートプリントの加工方法
今回導入したのは「ART JET」という大型の機械です。
これまでのシートプリントは、ラバーのシートにプリントやカットを行い
衣類に熱で圧着するするという方法でしたが、
この新しい方法では、インクをフィルムにプリントし、
特殊なパウダーを裏面に振りかけて熱に当てることで
インク自体がプリントシートになるという方法です。
ラバーシートと違ってインクの乗った部分だけにパウダーが塗布されるため
細かいデザインもプリントする事ができ、近年話題の加工方法となっています。
フィルムにプリントするので「DTF(Direct To Film)プリント」とも呼ばれます。
導入した大型のプリンター
インクにパウダーを振りかける工程
新しいシートプリントの特徴
新しいシートプリントは、箔・ラメ・蛍光・グリッター・フロッキーなどの
発色・質感が特殊なものを除いて、すべて同じ工程で加工します。
インクにパウダーを振りかけてシートにする方法なので、
これまでのシートプリントとは工程が違います。
仕上がりは似ていますが、特徴にすこし差があり、
改善された点がありますのでご紹介します。
【デザインの縁が不要になりました】
フルカラーシートは圧着の性質上、細かいデザインには生地の色味に近い色の縁をデザインにつける必要がありました。
生地とシートでは質感が異なるので、どうしても縁がついている部分が目立ってしまいましたが、
新しいシートプリントではその縁が不要になります。
単色シートでも細かいデザインでは圧着しづらいことからフルカラーシートへの変更をご提案していましたが、
新しいプリントだと細かいデザイン圧着ができるので、変更が不要になります。
【仕上がりが柔らかくなりました】
ラバーシートにプリントをしてカットするこれまでのシートプリントに比べて
インクにパウダーを振りかけてつくる新しいシートプリントは
比較的、仕上がりが柔らかいです。
ジャンパーなどはそれほど気になりませんが、Tシャツなど直接肌に触れる衣類では
プリントの硬さが気になることもありました。
新しいシートプリントは比較的柔らかいので、より気にならなくなります。
仕上がりの違い
特殊シートの加工方法
シートプリントには蛍光色やラメ、グリッター、箔などの派手な色味のものと、肌触りが特徴的なフロッキーなど種類が多数あります。
こういった特殊シートは従来の機械で加工を行います。
特殊シートをデザインの形に沿ってカットし圧着するため、細かいデザインは得意ではないですが
通常のシートプリントやシルクプリントなどのプリント方法と違た個性があります。
特に最近人気なのは、フロッキーシートで、アパレル販売をされるときにかわいくて目立つ風合いが好まれています。
フロッキーシート(左) グリッターシート(右)
まとめ
今回は新しく導入したシートプリントについてご紹介しました。
これまでのシートプリントのリピートでのご注文の方は、仕上がりが変わってしまうのではという
ご心配もあるかと思いますが、色味などが異なることはありませんのでご安心ください。
シートプリントについてはまた情報を発信させていただきます!