オリジナルでTシャツやパーカーを作ろうと思って調べると、聞きなれない単語が出てきますよね。中でも”版”という言葉をよく見かけないでしょうか?版代、製版代として出てきても、よく分からない方も多いはず。今回は「版って何なの?」「版代って何でかかるの?」というお客さまの疑問にお答えしていきたいと思います!
そもそも版って何?
”版”は枠(フレーム)にメッシュ状のフィルムを張ったもので、シルクプリントという加工で使用されます。枠の大きさは様々ですが、SWEAT.jpでは版のサイズを2種類ご用意させていただいてます。通常版(35cm×30cm)と特大版(43cm×30cm)です。サイズが分かりやすいように比較してみました。
通常版と特大版の比較
どうやって版をつくっているの?
版をつくっていく前に、入稿という作業があります。SWEAT.jpでは多彩なインクをご用意させていただいていますが、入稿の際はインクのカラーに関係なくモノクロのデータに変換します。ちなみに、シロとクロの2色をデザインに使用する場合には、シロ用の入稿データとクロ用の入稿データを用意し、版を2枚つくります。色数×版代がかかるのは、こういった作業があるためです。
いよいよ版をつくっていきます。専用の機械を使用して、フィルムにデザインを焼きつけます。この作業のことを”製版”と呼びます。ご注文の際の注意点としましては、デザインの線幅は1mm以上確保をお願いします。1mm以下の線は上手く焼きつけ出来ないためキレイにプリントされません。
プリンターの印刷に似ていますが、焼きつけている部分は熱で溶けて穴が空いています。この穴にインクが通り、プリントすることができます。しかし、これで完成ではありません。特殊な溶剤を使って仕上げることで、キレイにプリントすることができます。ようやくプリント作業をして商品が完成します。1枚が完成するまでには様々な作業があって、何人ものスタッフが関わっているんです。
シルクプリント版のデータ配置
製版の様子
版をプリントできる状態に仕上げる様子
プリントしたあとの版はどうなるの?
SWEAT.jpでは無期限で保管させていただいております!2回目以降のご注文の場合は版代がかからないので、初回よりも安く作成できます。ご注文は1枚から可能です。会社の作業服やサー服など追加注文の予定があるお客さまには、シルクプリントがおすすめです。Tシャツとパーカーに共通の版をプリントすることも可能なので、季節ごとに商品を変えて注文しても良いかもしれません。
同じ版でいろいろな商品がつくれます