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トートバッグの形の違い

2022.04.15

桜も散り始め、だんだんと暖かくなってきましたね。
そろそろお出かけもしたくなってくるこの季節にぴったりのトートバッグの紹介です。
袋口が大きく、の出し入れがしやすいトートバッグは、軽いピクニックなどに最適です。
今回は、トートバッグの形状の違いと利用されるシーンについて紹介していきます!

トートバッグの形の種類

トートバッグには大きく分けて2種類の形があります。
1つ目は、角底タイプと呼ばれる、サイドにもマチがあり、角ばった形のトートバッグ(写真、左)
2つ目は、船底タイプと呼ばれる、そこが船のような形をしているトートバッグ(写真、右)

見た目の印象も大きく異なるこの2つですが、他にどのような違いがあるのでしょうか。
それぞれの特徴を比較していきたいと思います。

「角底タイプ」のトートバッグ

角底タイプのトートバッグは、底面・側面に大きなマチが付いているのが特徴のバッグで、
なんといってもその容量、収容能力の高さが人気です。
マチとは、バッグの奥行きのことを表しており、マチが広ければ広いほど、
物を多く入れることができて、安定感も増します。

そのため、角底タイプのトートバッグは
・とにかく物をたくさん入れたい方
・床にバッグを置くことがある方
・パソコンや書類などを持ち歩く方
などにおすすめです。

実際に角底タイプのトートバッグに
iPad・iPhone・メガネケース・ポーチ・折りたたみ傘・ペットボトル・A4クリアファイル
を入れて、どのように収納できるか試してみました。

今回は、A4サイズがぴったり入るサイズのトートバッグを用意しましたが
折れ曲がることなく、全てのものを綺麗に入れることができました。
角底タイプのトートバッグでは、物をきちんと並べて入れることができます。
また、トートバッグ自体に型崩れはなく、しっかりと自立しています。
さらに、角底タイプと船底タイプの容量の差を調べていきます。

中身を整理しやすい「角底」タイプ

「角底」と「船底」の容量の差

それぞれのタイプの容量の違いをわかりやすくするために
同じ横幅・マチのトートバッグを想定して、図を描いてみました。
図はそれぞれのタイプのトートバッグに物を入れた時の上から見たイメージです。
(左:角底タイプ、右:船底タイプ)
角底タイプのバッグは物を入れても底面積に変わりはありません。
これはサイドにもマチがついているためです。

一方、船底タイプのトートバッグはというと、30cmの横幅が20cmまで小さくなってしまっています。
これはサイドにマチがないため、生地を巻き込んでしまうからです。

船底タイプはあまり物が入らないということになりますが
通販サイトを見てみるとトートバッグが9割以上がなんと船底タイプでした。
なぜ、船底タイプがこんなにも市場に溢れているのでしょうか?

「船底」がメジャーな理由

ここまでの内容では、角底タイプが便利と思うかもしれませんが
街を歩いているとよく見かけるのは船底タイプのトートバッグです。
なぜでしょうか。
理由の1つとして「比較したときに角底より価格が安い」ことが挙げられます。 トートバッグの製作工程に違いがあり、
角底タイプは生地を通常3枚を縫い合わせてトートバッグの形に仕上がります。
一方、船底タイプはなんと1枚の生地で作ることができるんです!

一般的に、生地を多く組み合わせている方が縫製の工程が多く、生地の裁断の仕方によっては生地のロスが多いため、商品の値段が高くなる傾向があります。
そのため、船底タイプの方が手間が少なく、安く売り出せるので人気があります。

価格だけじゃない「船底」人気の理由

船底タイプの人気は安さだけではありません。
2つのタイプを比較すると、見た目に大きな差があります!
船底タイプはサイドにマチがない分、丸みを帯びたフォルムになります。
これは、比較するとどんなシーン(カジュアルでもビジネスでも)使いやすいです。
もちろん、角底タイプは紙や資料が折れ曲がりにくいメリットもありますが
普段使いという意味ではシルエットが丸みのあるほうがファッションとしては使いやすいですね。

まとめ

今回はトートバッグの中でも角底タイプと船底タイプの2種類を比較しました。
それぞれ一言でまとめると
角底タイプ:容量よし、利便性よしの多機能バッグ
船底タイプ:いつでも、どこでも、なんでも来い!のユーティリティなバッグ
になります。
明確に利用目的が決まっている場合は、角底タイプがオススメですが
定まっていない場合は船底タイプが融通が効くため、迷ったら船底タイプが便利かもしれませんね。
今回の記事を書いていく中でトートバッグの製作工程や細かい縫製の意味、生成りとカラーの値段の違いの理由なども知ることができました。
よりニッチな内容にはなりますが、いつか記事にして見たいと思います。