オリジナルトートバッグの作り方はまず、自分用のお気に入りや物販目的で「素材・デザイン」にこだわるか、ビジネス用途などで大量に作るため「コスパ」にこだわるかで、選ぶトートバッグやプリント方法が大きく違ってきます。オリジナルトートバックは素材もかなりいろいろな種類があり、トートバックのカタチも、マチの有無・持ち手の長さ・深さ・ポケットの有無など様々です。お気に入りのオリジナルトートバッグを作るために押さえるべきポイントを見ていきましょう。
オリジナルトートバッグを作成するときに気になるのがサイズです。「500枚注文したのに、配布資料が入らない。」などということのないように、どのサイズを選ぶべきかしっかり確認しておきましょう。サイズを実際に見て確認したい場合はサンプル請求 (無料)もできますので、お気軽にお問い合わせください。基本的にトートバッグのサイズは 「横幅」×「縦幅」×「マチ」で計算します。
マチがなく、底部が閉じられているタイプのトートバッグ。容量は少ないですが、折り畳んでもかさばらないので大量に置くときに便利です。展示会やイベントでよく使われるトートバッグです。
底部が楕円形になっていて、正面から見ると本体が台形になっているトートバッグ。布だけでなく木製のものもあり、キャンプなどで多く使われるトートバッグです。
トートバッグの底部が六角形になっていて、開くと底の角が丸く持ち上がる形。しっかりしたつくりになっていて小さいものはランチバッグとして使われるトートバッグです。
トートバッグの底部が四角形になっていて一番容量を確保できるつくり。書類や本など大量に入れられるように、10oz以上の厚く丈夫なトートバッグが多いです。
生地 |
![]() シーチングコットン |
![]() コットンツイル |
![]() リネン (リンネル) |
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特徴 |
薄手の平織り綿生地で、シーチングとは「シーツ用の生地」という意味。かなり薄くて中身が透けて見えることもありますが、価格が安いので展示会用のトートバッグなどはこの生地でOKです。 |
薄めの綿。ツイル素材とは綾織物のことを指し、タテ糸がヨコ糸を2、3本上で通った後に下で1本通るという織り方です。織り目が斜めになるのが特徴で、シーチングよりやや丈夫なトートバッグが作れます。 |
亜麻(アマ)の繊維を原料とした織物。薄手で肌にやさしいうえに、丈夫で吸水・発散性に優れる。薄くて丈夫なトートバッグが作れます。 |
耐久性 |
低い |
低い |
高め |
素材感 |
素朴 |
ザラつき |
ゴワゴワ |
用途 |
イベント配布など |
ファッション |
ファッション |
生地 |
![]() デニム |
![]() ライトキャンバス |
![]() キャンバス |
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特徴 |
綿素材で、10番手以上のタテ糸をインディゴで染め、ヨコ糸を未染色で綾織にした厚手の生地。カジュアルなトートバッグが作れます。 |
キャンバスとは、平織りの厚手生地で、帆布ともいいます。6ozから14ozくらいのものまであり、6~8ozの薄めのキャンバスをライトキャンバスと呼んでいます。 |
平織りの厚手生地で、帆布ともいいます。その名の通り帆船のマストにも使われる丈夫な生地です。ozも幅広くトートバッグといえばこの生地を思い浮かべるのではないでしょうか。 |
耐久性 |
高め |
普通 |
とても高い |
素材感 |
ゴワゴワ |
素朴 |
ゴワゴワ |
用途 |
ファッション |
ファッション |
ファッション |
生地 |
![]() 不織布 |
![]() ポリエステル(薄) |
![]() ポリエステル(厚) |
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特徴 |
繊維を織らずに絡み合わせたシート状の生地。名前の通り「織っていない布」です。強度は通常の布より若干劣りますが、圧倒的な低価格なトートバッグがつくれます。 |
ポリエステルは洗濯しても縮まず、シワもよらないという長所があります。また、天然素材にはない光沢感があります。薄いものはエコバッグなどによく使われます。 |
ポリエステルも厚めのものはゴワつきがあり、強度はかなり高いです。キャンバスの同じ耐久性のものに比べて安価なのでなので、厚手のもので綿にこだわりがなければポリエステルをオススメします。 |
耐久性 |
低い |
低い |
高め |
素材感 |
素朴 |
ツルツル |
ゴワゴワ |
用途 |
イベント配布 |
エコバッグ |
ノベルティ |
オリジナルトートバッグを作るには色々な加工方法がありますが、大量に作成する場合はシルクプリント、少量であればインクジェットプリントがおすすめです。ノベルティ配布用として使われることの多いトートバッグではコストも非常に大きな要素です。シーンによってお得な加工方法もかわりますのでご相談ください。
加工方法 |
![]() シルクプリント10枚以上の単色プリントであればシルクプリントがおすすめです。1色・1箇所につき1つの版を作ってプリントするので枚数が多ければ1枚あたりの価格が下がります。独特のアナログな風合いが人気です。 |
![]() フルカラーインクジェット版を作らずにプリンターにセットして直接ダイレクトプリントする方法です。1枚からフルカラーで加工できるので人気ですが枚数が多くても1枚の値段はシルクプリントほどは安くはなりません。 |
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コスパ |
★★★★☆ 10枚以上の単色であればコスパがいい加工方法です。 |
★★★☆☆ 1枚からフルカラーでプリントできるので少数のフルカラーだとおトクですが、枚数が増えると割高感が。 |
注意事項 |
素材・厚さなどを選ばず綿・ポリどちらでも加工可能です。 |
綿はプリント可能ですが、ポリが50%を超える化繊はプリントできませんのでご注意ください。 |
加工方法 |
![]() 刺繍ひと針ひと針糸を通すことデザインを作る刺繍は凹凸があり高級感があります。1枚あたりの製作時間が長くコストはかかりますが人気の加工方法です。 |
![]() シート(単色・フルカラー)単色・フルカラーともにビニール製のシートを熱で圧着させる加工方法です。 |
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コスパ |
★★☆☆☆ 時間がかかるためコストは高いです。 |
★★★☆☆ 1枚から加工可能ですが1枚あたりはシルクよりはお高くなっています。 |
注意事項 |
最大でも30cm×28cmと大きさに制限があります。また、生地が薄いと刺繍がキレイに縫えない場合もありますので、厚めの生地をお選びください。 |
フルカラーシートはデザインに枠が3mmほど付きます。 |