今回は個人ブランドの立ち上げ方の第2回。
前回は「個人ブランドの立ち上げ方(1) -商品を決める-」で
アイテムの決め方やブランド立ち上げの最初の動きについて紹介しました。
続いて、販売編。つくった商品ラインナップをどう販売していくのか、
販売する場所や宣伝・販売のポイントを紹介していきます。
販売方法を決める
商品ラインナップとプリントデザインが決まったら
いよいよ販売の準備に入りましょう。
どこで販売するかというのも売上に大きな影響を与えます。
より詳しい情報はまた次回の記事で解説していきますのでそちらをご覧ください。
1.SNSで販売(難易度 ☆☆★)
Instagramを中心に、SNSでブランド販売される方は多いです。
投稿やストーリー、リールなど機能を使いこなして
自分のブランドを宣伝し、購入希望の方はDMでやり取りして販売するという方法です。
他の販売方法でもSNSでの宣伝はとても重要なので、あわせ技としても活用したいところです。
SNS戦略は今の時代の販売に大きな影響があります
2.ショップをつくって販売(難易度 ☆★★)
webでショップサイトを作成して、インターネット上で販売する方法です。
BASE・stores・Shopify・カラーミーショップ・メルカリショップなど、ショップサイトを自分で簡単に作成するサービスを利用される方も多いですが、
初期費用や販売手数料がかかるので、自分でwebサイトを1からつくるとコストは抑えられます。
webが苦手な方はサイト制作をアウトソーシングすることも1つの選択肢ですね!
ショップサイトを作成するのは比較的簡単ですが、
アクセスを増やすためにはSNSや広告で宣伝して集客する必要があります。
集客にある程度自信がある場合はショップサイト作成がおすすめです。
自分に合ったショップサイトを選びましょう。
3.ECモールで販売(難易度 ☆★★)
ECモール(楽天市場・Yahooショッピング・Amazonなど)にショップをつくって、その中で販売するという方法も人気です。
初期費用や月額費用など固定のコストが掛かりますが、
販売システムだけでなく、集客もECモール自体がしてくれるので
そのモール内での検索順位を上げたり、モール内での広告を出せばショップサイトより比較的集客がしやすいです。
モールによっては担当がついてくれて出店や販売のサポートもしてくれます。
固定コストをかけてでも、販売力を強めたい方にはおすすめの方法です。
コストの分、集客しやすいECモール
4.リアル店舗で販売(難易度 ★★★)
webで販売する以外にも、実店舗での販売という方法があります。
自分のブランドでお店を出して運営していくというのはブランドを立ち上げる人にとって大きな目標になることではないでしょうか。
しかし最初から店舗オープンというのは相当の資金力がないと難しいです。
なので、セレクトショップなどの一角に置いてもらって代行販売をしてもらったり、期間限定のポップアップストアをするのがおすすめ。
SNSで影響力のある人がポップアップストアを開いたら、限定商品が完売してとても大きな金額が動くということも実際にあります。
webよりもコストがかかり、売れない場合のリスクもありますが、
うまくいった場合は宣伝効果も含めて大きな前進になる販売方法です。
ポップアップでも実店舗販売はwebと違う大きなアプローチになります
宣伝・販売のポイント
販売の方法を紹介してきましたが、
単純にSNSやサイトに載せただけではなかなか商品は売れません。
これまで商品を制作させていただいた事例をもとに、販売のポイントを3つ紹介します。
POINT.1 ブランド宣伝だけにこだわらない
いまの時代に人気のある個人のファッションブランドの方は
SNSを活用して宣伝しているケースが多いです。
ブランドのアカウントをつくって最初からブランド商品を宣伝する
そういった方法でうまくいく場合もありますが、
比較的うまくいきやすいのは、ブランドより先に自分のセンスを宣伝しているケースです。
色々なブランドの服を着こなしたり、素敵なライフスタイルをSNSでアップし
インフルエンサーのようになってから、自分のブランドを始めたことをアピールすると
ファンの方が固定顧客になってくれます。
イラストレーターの方も同じく、イラストのファンができてから販売すると◎です。
固定ファンができてからの販売は軌道に乗りやすい
POINT.2 売れるコミュニティをつくる
たとえば、あるスポーツの選手の中で人気、ある音楽ジャンルのファンに人気など
特定のコミュニティで人気を得るのは大きな販売の道です。
なんとなく「ストリート系が好きな人」などの広い範囲に販売しようとすると
なかなか難しいですが、狙いをしぼって宣伝したり
特定のコミュニティの人だけに宣伝やモデルをしてもらったりすると
意外と絞らないよりも販売しやすいということが多いです。
集中と選択で狙いを絞っていきましょう
POINT.3 ショップサイト連携を活用する
プリントのブランドに置いてハードルなのは「注文の管理」です。
自分で在庫を抱えて販売する方法もありますが、
webでの販売であれば、受注があったときに生産して
無駄な在庫リスクを持たないようにしたいのがホンネだと思います。
そうすると今度は、注文があってから生産の発注をするので、意外と管理が大変。
そんなときに人気なのが「ショップサイト連携」です。
ショップサイトで注文されたデータがそのままSWEAT.jpに送られますので
制作の承認をするだけで、商品の作成が始まります。代行発送も可能です。
受注してから発送までワンストップ
まとめ
今回はブランド立ち上げの第2回。
ブランド商品の売り方についてフォーカスしてみました。
これでいよいよ販売の準備が整いましたね。
次は「個人ブランドの立ち上げ方(3) -運営・対応-」でお会いしましょう。