Inkjet Print
インクジェットプリントは生地に高精細なインクを直接吹きかけるため、DTFプリントとは違い表面がソフトに仕上がるため、生地の風合いを損なわないという特徴があります。
フルカラーでのデザイン再現性とボディの生地特性を活かしきれるためアパレル業界でよく使用される加工方法です。
一方で、細かいインクを吹きかけてプリントするため生地の色の影響を受けやすく、濃色にプリントする場合などはデザイン次第で使用する機材や設定を変える必要があります。
Kornitのインクジェットプリントは、通常の4色(CMYK)にレッドとグリーンを加えた6色インクシステムによる圧倒的な表現力と「ウェット・オン・ウェット」方式でプリント直前に前処理剤を自動塗布することにより高い発色性を両立しています。
インクジェットプリントは細かいインクを生地に直接吹き付けるため生地そのものの色味がデザインの仕上がりに大きな影響を及ぼします。
白や淡い色の場合は明るめに、黒や濃色の場合はインクが沈むため暗めに仕上がるため生地の色味や素材で仕上がりの色味が変化します。
生地が濃色の場合は下処理剤と白インクを引くなどして色味が沈みすぎないように注意して仕上げます。
大きなデザインなどでは刺繍やDTFプリントだと加工面が突っ張ったり素材感がなくなってしまうことがありますがインクジェットプリントには細かいインクを吹き付ける加工方法のため着心地を犠牲にすることなく素材感を保てることがメリットです。
Tシャツなど薄い生地で着心地重視で印刷面が大きな場合はインクジェットプリントが人気です。
通常のインクジェットプリンターはCMYKの4色インクで組み合わせで様々な色がプリントできますが、最新のコーニットのインクジェットプリンターはさらに「レッド」と「グリーン」の2色が追加されたことで人肌の自然さやグラデーションの仕上がりが美しくなりました。
同じデザインでも機材次第で圧倒的な差が出るので機材は基本的に新しい方が優れている場合が多いように思います。
これまでのインクジェットプリントは、前処理剤を塗布してから一度乾燥させてプリントしていましたがコーニットの「Wet On Wet」という新技術は前処理剤を乾燥させずにプリントすることができます。
特殊なインク技術が進化することで前処理剤が乾燥する際の発色のムラや仕上がりで固くなることを抑えてこれまでにない美しい発色を実現することに成功しています。
さらに乾燥の工程が1度で済むため生産効率も向上しました。
濃色の商品にフルカラープリントする際に「白引き」しますが、これは特別な調整が必要になる重要な作業です。
白インクの幅を小さくしすぎるとキレイにプリントできず、白インクの幅が大きすぎると白がはみ出て仕上がりが悪くなります。
商品デザインも考えてどのように仕上げるかお客さまに確認をとりつつ調整して品質を上げて納品しています。
インクジェットプリントについて回る問題として「ノリ跡」というものがあります。
濃色プリント時に使用される前処理剤の跡で無害で洗濯をすれば落ちるものですが販売の場合は少し気になるものです。
SWEAT.jpでは有料ですが、大型の洗濯機での「洗い」対応で前処理剤を落として熱プレス機で仕上げる対応もしています。